フレームジェネレータを利用したモデリング方法


Inventorで、コンテンツセンターに含まれている形鋼を使用してフレーム形状を作成する方法をご紹介します。
部品のエッジやスケッチの線を利用して形鋼を配置し、継ぎ目を加工します。

操作方法紹介動画

操作手順

  1. フレームジェネレータを使用して下図を作成します。

    まず、フレームプロジェクトを作成します。
    デスクトップにフレームフォルダを作成して作業スペースに設定してください。

  2. アセンブリを新規作成し、[フレーム-A]という名前で保存します。

  3. 基本となるパーツを作成し、輪郭を作成しましょう。

    まず、パーツ[フレーム-P.ipt]をインプレイス作成します。

  4. フレームPのXZ平面に800×1000mmの長方形をスケッチします。

  5. 輪郭をサーフェスで1000mm押し出します。

  6. 押し出したサーフェスの縦4ヶ所に角形鋼管を配置しましょう。
    まず、アセンブリに戻ります。

  7. リボンを[デザイン]に切り替えます。

  8. [フレームを挿入]を実行し、部材パラメータを設定します。

  9. 部材を配置するエッジを選択し、適用をクリックします。
    ※挿入ウインドウが開いたままの状態で配置したい線やエッジを選択します。

  10. フレームアセンブリのファイル名、スケルトンのファイル名を指定し[OK]をクリックします。

    ここで部材1つ1つに名前を入力する事ができます。

    すべてに入力ができたら、OKをクリックします。

  11. 先ほど作成した角鋼材の下側に合わせサーフェス内にH鋼を配置します。
    規格・タイプ・サイズ・材料スタイル・色スタイルを設定します。
    方向で選択した場所が配置時の基準位置となります。

    設定が完了後、配置する線又はエッジを選択します。
    (線を選択時、表示されたものを確認しながら方向内の角度や基準位置の設定も行えます。)

    選択完了後、[OK]をクリックします。

    名前の前にHと入力し、[OK]をクリックします。

  12. 上側4辺にL型鋼を配置します。
    [フレームを挿入]を選択し、規格・タイプ・サイズ・材料スタイル・色スタイルを設定します。
    方向で選択した場所が配置時の基準位置となります。

    設定が完了後、配置する線又はエッジを選択します。
    (線選択時、表示されたプレビューを確認しながら方向内の角度や基準位置の設定も行えます)


    選択完了後OKをクリックします。

    名前の前にLと入力し、OKをクリックします。

  13. 9で作成した角鋼材の間に水平の角鋼材を配置します。

  14. 下図の面に水平線をスケッチします。

  15. 「フレームを挿入」選択し、下図の設定にしてOKをクリックします。

  16. 「トリム/延長」を実行し、フレームメンバとして水平の角鋼材を選択し、面として縦の角鋼材の外面を選択します。
    反対側の角鋼材だけ残したい場合は、「選択したパーツをトリム」にチェックを入れると反対側の角鋼材だけが残ります。

  17. 反対側も同じようにトリムします。

  18. 次に切断した両端部分にエンドキャップを挿入します。

  19. 「エンドキャップを挿入」を選択し、切断面を選択します。

  20. 下図の設定にしてOKをクリックします。

  21. 上部のL型鋼材の端部処理を施します。

    を選択します。端部処理する鋼材を選択します。


    選択ができたら適用をクリックし、残りの3ヶ所も同様に設定します。

  22.  L型鋼材と重なる部材をカットします。

    を選択します。


    カットする部材を先に選択し、次に重なる鋼材を選択します。


    選択ができたら適用をクリックし、反対側も同じようにカットします。
    残りの3か所も同様に設定します。

    終わりましたらOKをクリックします。

  23. 下部のH型鋼材の端部を一方に合わせて処理を施します。

    を選択し合わせる鋼材を選択します。
    ノッチプロファイルにカスタムIテンプレートを選択します。


    H型鋼材の端部が隙間なく合いました。

    残りの1ヶ所も端部処理を施します。

  24. 角パイプの下端部をH型鋼材の上面に合わせます。

    を選択します。
    部材の隙間を設定して延長する鋼材を選択します(複数の鋼材を選択出来ます)。
    面をクリックして延長(またはトリム)させたい面を選択します。


    選択ができたらOKをクリックします。

  25. これからエッジ又は線分の無い所にフレームを配置していきます。
    角パイプ40×40×1.6の前面に合うように平鋼を配置します。

    規格・タイプ・サイズ・材料スタイル・色スタイルを設定します。
    [2点でのフレーム位置の指定を有効にする]をクリックして点を選択して下さい。

  26. 最初に押し出したサーフェスの角を2点選択し、プレビューを確認しながら方向を決めて下さい。


    設定完了後OKをクリックします。

    名前の前に「フラットバー」と入力して、OKをクリックします。

  27. を選択します。
    角パイプやH鋼材、L型鋼材と重ならないよう調節します。

  28. フラットバーの留板を作成します。
    「コンポーネント作成」を選択し、「留板-1」として新規コンポーネントを作成します。
    フラットバーの外側を選択し、「留板-1」のXY平面に下図のスケッチを作成して5mm押し出します。10mmと30mmの面取り処理をします。


    反対側も「留板-2」として新規コンポーネントを作成し同様のパーツを作成します。

  29. フィレットの掛った線に鋼材を配置します。

    フレーム-PのXY面にスケッチを作成し、下図を作成します。

  30. アセンブリに戻り【フレームを挿入】を選択し、規格・タイプ・サイズ・材料スタイル・色スタイルを設定します。

  31. 鋼材の設定が完了したら先ほど作成したスケッチの線を選択します。


    設定完了後OKをクリックします。

  32. 鋼材の端部に厚さ5㎜の板を取り付けます。


    [トリム/延長]を選択し、長方形鋼管をL形鋼材の上面より5㎜短く切断します。

  33. [コンポーネント作成]を選択し、「板-1」として新規コンポーネントを作成します。
    下図のスケッチを作成して5㎜押し出します。
    ※ジオメトリ投影は面を選択します。

    反対側も「板-2」として新規コンポーネントを作成し同様のパーツを作成します。

  34. 基準となるモデルの寸法を変更しても、配置したフレームが追従する事を確認します。
    最初に作成した[フレーム-P]のスケッチ1の寸法を下図の寸法に変更します。

    〔更新〕→〔更新〕→〔戻る〕の順でクリックし確認します。

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