シートメタルでのパーツ作成
Inventorのシートメタルパーツで、板の作成、フランジの作成、コーナー継ぎ目の変更、などの方法をご紹介します。
シートメタル機能は板金部品の作成時に使用し、一定の厚さでモデルを作成する時に適しています。
曲げ半径、レリーフサイズの様な詳細設定は、製造時の便宜を図る為、通常はパーツ全体で同じです。
シートメタル機能ではこれらの値を入力すると設計時に自動的に適用されます。
例えば、フランジを作成する場合、自動的に曲げが作成されます。
また、板金モデルは展開図を作成する必要があります。
折り曲げた状態のパーツとは別に展開したモデルを表示できます。
操作方法紹介動画
操作手順
- シートメタルパーツを新規作成します。
- これから下図モデルを作成しましょう。
- 面を作成します。
コマンドを実行します。
厚さは[シートメタルスタイル]で管理されています。
規定値では0.5mmです。[シートメタルスタイル]については、練習問題-2でご説明します。 - 手前側に距離30mmの面を追加します。
→ エッジをクリック
曲げ半径 BendRadius は、板厚と同じ値を指します。
規定値では、板厚0.5mmの為、BendRadiusを指定すると0.5mmが適用されます。 - 左側に同じ距離のフランジを作成します。(距離は先ほどのフランジの距離30mmと関連付ける)
- 2つのフランジの距離が関連付けされていることを確認してみましょう。
[フランジ1]の距離30mmを35mmに変更し、更新してください。 - 2つのフランジが交差する部分の継ぎ目を変更します。
→ 継ぎ目の2本のエッジをクリック(内側・外側どちらも可)
フランジ作成時に作成されたコーナーは【ギャップの最大距離】による方法が適用されます。
ギャップの「GapSize」は既定ではThickness(板厚)と同じ値です。 - 右側にもフランジ1と同じ高さでフランジを作成してください。
- コーナーの継ぎ目を変更します。
- 距離5mmのフランジを追加します。
- 左側の面にもフランジを作成します。
距離は同じ5mmで、幅は60mmにしましょう。
幅はダイアログを拡張すると指定できます。 - 下図のように面を追加しましょう。
- 作業平面の左上部分に下図をスケッチします。
- 面を作成します(下向き)。
方向が逆の場合は、「オフセット」で変更できます。 - 2つの面を繋げて曲げを作成します。
→ 2本のエッジ(青い線)をクリック
面がトリム、延長されて曲げが作成されました。
- 次は下図のように面を追加しましょう。
まず、作業平面に正方形をスケッチします。 - 面を作成します。(下向き)
- 曲げを作成します。
- 次は下図のように面を追加しましょう。
まず、下図をスケッチします。 - 面を作成します。
- 円弧と同心円の位置にφ5の穴を作成します。(深さThickness)
を実行します。
配置方法を[同心円]に変更し、平面を選択後、円形状エッジを選択します。 - 折り曲げラインをスケッチします。
両側をジオメトリ投影→構築線に変更→中点を直線で結ぶ
- 外側に30°折り曲げます。
→ 曲げラインをクリック - ロールヘムを作成します。
を実行します。 - フィレットR6を追加します。
を実行します。
フィーチャにチェックを入れ、コーナーを選択します。 - 面取りC2を追加します。
を実行します。 - 展開図を作成します。
を実行します。
基準面や向きを変更するには、ブラウザ【フラットパターン】右クリック→
【フラットパターン定義を編集】です。
「曲げパーツに移動」をクリックする事で、曲げモデルを表示することができます。 - モデルを保存します。
- 図面に配置するので、図面を新規作成します。
- フラットパターンを配置します。
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